辺境の雑記帳2nd

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モノレール延伸要望:松井一郎大阪府知事・維新代表のデマ

堺市長選挙に関連して、3選出馬を表明した竹山修身堺市長がマニフェストを発表したニュース。

竹山市長が「モノレールの延伸要望」をマニフェストに入れたことに対して、松井一郎大阪府知事が難癖。

「大阪モノレールの延伸要望なんて聞いた事もない」といっているが、実は3ヶ月前の2017年6月、堺市・八尾市・松原市の3市が連名で、大阪府に延伸要望をおこなっている。

[caption id="attachment_5695" align="aligncenter" width="600"]2017年6月8日 堺市役所報道発表 2017年6月8日 堺市役所報道発表[/caption]

6月8日提供 大阪モノレール計画の堺方面への延伸に関する要望を行いました

大阪モノレールは、郊外部どうしのアクセスの際、混雑するうえに出発地と目的地の位置関係によっては遠回りになる大阪市内を通過しなくて済むよう、都心部交通の混雑緩和や周辺部での利便性などを目的にしたものである。大阪府周辺部を大阪空港から北摂・東大阪経由で堺まで半周するモノレールの構想が1970年代に提唱された。

計画では採算面などが不安視されたものの、府北部区間を中心に順次開業している。大阪空港につながったことで収支も改善の傾向にあるという。

実際に開業できるかどうかは、収支面からは慎重な検討も要する部分はあるのかもしれない。しかしその一方で、地域の交通事情の改善は、地方自治体としても重要課題のひとつである。地域の交通事情改善を求め、広域交通政策を担う府に要望することは、何らおかしくない話である。

しかし要望があったにも関わらず、要望など聞いたこともないと適当なことを言ったが、「つい3ヶ月までに要望した」という資料が出てきたという経過である。

政策的にはいろいろな考え方があっても、誰がどうみても意見の相違など入らないような客観的事実に関して、嘘やデタラメを振りまくのはおかしい。

しかも、一緒に要望した八尾市は松井知事のお膝元であり、松原市は維新も推薦した市長である。堺市政憎しで適当なことを言っても、維新にも跳ね返ってくるのではないか。