辺境の雑記帳2nd

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堺市の水道料金の問題:デマで自己矛盾に陥った維新陣営

堺市長選挙で、維新が水道に関してデマを繰り返している問題。

維新の馬場伸幸衆議院議員が新たな矛盾した発言を。9月18日の演説だそうです。

文字起こししてみました。

今の堺市長は2期8年やってきて、水道料金は全然手をつけませんでした。 今となったらね、我々が言うものですから、50円値下げしますといっているんですね。どこかのハンバーガー屋の値引きじゃないんですからね。 50円くらい水道料金を下げていただいても、高齢者の皆さん方、年金生活者の皆様方の暮らしにゆとりと潤いを与えることにはなりません。 これね、新しい発想でやるとすれば、大阪市は40%水が余っています。水を捨てているんです。水が余ってもういらないと廃棄している。この水を堺市に引っぱってくることができれば、それだけでも水道料金が下がります。 でもそれをするためには大阪市の吉村市長と腹を割って、相談して、いろんな発想でやる必要があります。

ふーん。たった1分強の演説の中にも矛盾だらけです。

「2期8年やってきて、水道料金は全然手をつけません」と攻撃の対象にしている竹山市長が、「50円値下げします」と認めてしまっている矛盾。

下水道料金の50円値下げは、維新の成果でも何でもありません。竹山市政のもとで業務の効率化を図ったり、急速に整備した下水道の設置費用にめどが付いたことから、2017年10月検針分より値下げが実現したものです。

しかも値下げを「どこかのハンバーガー屋の値引き」とか「大したことではない」と馬鹿にしているという矛盾。

そして例の「大阪市は水道の水の4割を廃棄している」というデマ。

http://oskweb.wpblog.jp/post-5794.html

そんな非効率な運営をするなど一般的に考えられない上、しかも大阪市は維新市政、馬場氏は仲間であるはずの吉村市長の市政運営をもデマで中傷し、後ろから撃っていることにもなるということに。さらに大阪市と堺市との間で水を融通するとなると、大阪市水道局から水を購入するということにもなります。