吉村洋文大阪府知事候補、また「教育費8倍」の詐欺パネルで演説した様子。
今里with前での演説で、子育て・教育への取り組みについて熱く語る #吉村洋文 ♪
投票前に #維新 の取り組みについて、改めてご確認下さい👍 (スタッフより) 維新の実績はこちら↓https://t.co/dfe5Fxo2ez pic.twitter.com/Kn6QlOw952 — 吉村洋文(大阪府知事候補) (@hiroyoshimura) 2019年3月24日
写真に写っているパネルの内容はひどい。
維新市政以前から「教育費8倍」は、大阪市で維新が重点事業と位置づけた「政策的予算」だけを抜き出したもの。通常の教育予算はほぼ横ばい。
写真を拡大すると、大阪市の政策的予算とは一応書いている。
しかし水色の背景に白文字という低コントラスト。視認性が低く、読みにくくなっている。聴衆からは、文字が背景に溶け込んで見えなくなっている可能性が高いのではないか。
「子育て・教育への重点投資」「8倍」「次世代を支える大阪の取り組み」は、文字と背景との配色が視認性が高いのとは全くの対照的。
またそもそも「政策的予算」という概念自体、行政に詳しくない人にはわかりにくいもので、こんな宣伝をすれば教育予算全体が8倍になったと誤認しかねないもの。
実際は、維新が重点事業と位置づけている分野の予算のみ「8倍」にしたというだけで、予算そのものは横ばいである。ということは、それ以外の事業に関する教育予算については圧縮・削減されているということにもなる。
詐欺商法と同じではないか。
しかも維新が実際にやっていることは、
- 学校図書館予算が減らされ、現状でも週1回の派遣にとどまっている学校図書館専門職員の派遣日数が減る。
- 公立幼稚園の廃園・民営化計画を打ち出す。
- 保育所の民営化で、公立園を減らして民間業者を参入させる。
- 国に対して「保育特区」を求め、国基準以下の「詰め込み保育」を可能にする。
- 保育士確保策は「他県から採用された保育士にUSJ年間パス支給」を検討という奇策。
- 住吉市民病院を廃止する。
など。これが「子育て・教育予算の充実」なのか。