ベタなものをベタに撮る、ベタな写真。
[caption id="attachment_9131" align="aligncenter" width="300"] 通天閣とづぼらや[/caption]
大阪・新世界と道頓堀にある「づぼらや」が、新型コロナウイルス問題による経営悪化で閉店を決めたというニュースが飛び込んできました。
新型コロナウイルス問題では、「感染拡大防止のため」として行政が店舗に対して休業要請をおこなうなどした一方で、休業すれば経営に大きな影響を与えるがそれらの問題はどうするのかという不安も指摘されていました。
政府や地方自治体としての休業補償の充実を求める声もありましたが、十分とはいえない状況もあります。
そんな中での、大阪地盤の政治家のツイートの対比が。
寂しいけど、今までありがとうございました。 https://t.co/qfvk2CSVXx
— 松井一郎(大阪市長) (@gogoichiro) June 11, 2020
かに道楽と並んで食い倒れの大阪を象徴してきた老舗づぼらやが閉店。持続化給付金、雇用調整助成金、家賃支援など、自粛と一体の補償がもっと早く、そして手厚く実施されていたら閉店は避けられたかもしれません。そう考えると大阪出身の議員として責任を強く感じます。https://t.co/WP5KVL8xNs
— 清水ただし (@tadashishimizu) June 11, 2020
何か感傷的なツイートで済ませる大阪市長にして国政政党代表。一方で政治・行政としての支援が十分あれば状況が変わっていたかもしれないという観点から責任と申し訳なさを述べる大阪市地盤の野党国会議員。
同じ大阪が地盤の政治家でも、同じニュースに対する内容は対照的。
しかも大阪市長なら、大阪市内のことについては野党議員以上に踏み込んだ提案と施策を決断し実行できる立場。その意味でも、他人事扱いで感傷にふけるのは違和感。大阪市長であり国政政党代表という立場で、そんな認識にとどまっていていいのか。