辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

安保法反対野党共闘、民主・共産会談始まる

Cちゃん(日本共産党・志位和夫委員長)のツイッター、珍しく不満を前面に出しています。

9月19日未明の安保法制の成立を受け、日本共産党が同日午後に中央委員会総会を開き、野党共闘で選挙協力をすることも含め、安保法廃止の国民連合政府を作りたいと提起しました。

共産党はあくまでも、他党への圧力と取られないように慎重な言い回しをしながら、連休明けにも他の野党とお話ししたいと、各党と党首会談を設定することにしました。

野党第一党の民主党には突然の提起と受け取られて一部には戸惑いもありましたが、連休明けの9月25日に民主党岡田代表と志位委員長の第1回めの党首会談がおこなわれ、共産党の提起について意見交換しました。

一部マスコミが「会談が不調」と報じたことについて、Cちゃんは珍しく不満を書いています。

そりゃそうでしょう。民主党にとっては、マスコミ報道を通じて話を断片的に聞いたという段階で、共産党の提起を詳しく聞いたうえで、党内の意見を集約して対応するというプロセスが必要になってきます。1回めの会談で、その場で即答できるような性格のものではありません。

一有権者としては、選挙協力にこぎつけるかどうかは別として、各野党がいい形で共闘し、安保法制反対の運動を国会内外で高められるような方策が進むことを願います。その意味では、適切な形で各政党に意見を出すこと自体は、前向きの流れではないかと思います。

ただ一部には、意見表明が不適切な形でおこなわれ、野党共闘=選挙協力を既成事実化して民主党他に一方的に圧力をかけ、慎重論の議員に対して一方的に吊るしあげるような動きもあり、憂慮しています。余りにもな対応をしたら、組織内で反発が起きて態度を硬化させるということにもつながりかねません。

一度の会談で結論が出るものでもないですし、有権者としても意見を出しながらも、党首や実務者レベルでの協議の経緯をじっくり見守っていくべきでしょう。