辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

大阪維新の会関係者の不祥事多数

しんぶん赤旗・近畿面、2015年11月17日付に、『「身を切る改革」いうが…「維新」の不祥事こんなに』の記事がまとめられています。

紙面の4分の1を使っていましたが、これでもあくまでも『ごく一部』に過ぎません。

(以下、引用)


「身を切る改革」が大阪維新の会の売り物ですが、大阪維新の議員・首長による不祥事は後を絶ちません。発覚した主な不祥事を紹介します。

「身を切る改革」いうが…「維新」の不祥事こんなに

政務活動費の不正使用

荻田ゆかり・前大阪府議】11年度の政務活動費で、自身の子どもを事務所スタッフが送迎するなど政治活動と無関係の行為があったなどとして、人件費など約372万円を返還。

橋本和昌・大阪府議】12~13年度、架空のタクシー代を政務活動費から支出。約24万円を返還。

鈴木憲・大阪府議】12年8月~13年3月、議会が認めていない政治活動に政務活動費(街宣車のガソリン代など)を支出。約177万円を返還。

飯田哲史・大阪市議】11年5~12月、政務活動費で支払った事務所賃料の一部を、後援会への政治献金として還流。

奥野康俊・大阪市議】11年度から3年間、閉鎖されているホームページの運営費用として親族の男性に計262万円を政務活動費から支出。全額返還。

木下誠・大阪市議】12年度の政務活動贅のうち約200万円について、支出目的を裏付ける領収書の提出がないなどの不備が発覚。全額返還。

伊藤良夏・大阪市議】12年4月~14年2月、トヨタ自動車の高級車「レクサス」の購入費の一部を政務活動費で支出。約80万円を返還。

市民の陳情ゴミ箱に捨て…

井戸正利・大阪市議】13年3月、東日本大震災で生じたがれきの受け入れに反対する市民の陳情書をゴミ箱に捨て、自身のブログに写真を掲載。市議会委員会の副委員長を辞職、大阪維新市議団政調副会長を解任。今年6月、維新市議の酒席で女性市議の胸を触る写真を週刊誌が掲載。市議会委員会の委員長を辞職。

西井勝・元堺市議】12年1月1日、飲酒運転をし、バイクと衝突。運転していた女性にけがを負わせながら、そのまま逃走し逮捕。大阪維新の会を除籍され、同年6月に議員辞職。

北野礼一・元堺市議】11~13年度、切手代やコピー代など政務活動費を不適切に支出。 12、13年度分の政活費でゴルフコンペ景品の自転車を購入。3年間分約1050万円を全額返還。 14年9月に議員辞職。

架空チラシ代、政活費に計上

小林由佳・堺市議】13年度分の政務活動費から支払った秘書への人件費について市監査委員から返還勧告を受け、今年2月に約247万円を返還。また作成されず配布もされなかった架空のチラシ代金を11~14年度の政務活動費として計上。市監査委員が計1040万円を返還させるよう市長に勧告。

黒瀬大・堺市議】小林由佳堺市議の元秘書。小林氏のチラシの配布・作成を一任。業者(学生時代の知人)と現金でやりとりするも、証拠となる書類はほとんど残っておらず。大阪維新の会幹事長の松井一郎府知事は「生活費に充てたんでしょうね」。大阪維新の会を除籍される。

LINEで中学生を威圧

山本景・交野市議】14年8月、無料通信アプリ「LINE」(ライン)でトラブルになった中学生たちに威圧的なメッセージを送りつけたことが発覚。大阪維新の会府議団(当時)を除団される。

井上哲也・前吹田市長】12年10月、後援会幹部の会社に市の事業を随意契約で発注していたことが発覚。大阪維新の会の顧問を解任。

中野隆司・柏原市長】予定していた公務をキャンセルし、妻とは別の女性と交際していたことが発覚。それとは別の女性との交際を週刊誌で報じられ、9月に市議会で問責決議案が全会一致で可決。大阪維新の会の顧問を辞任。

本会議を欠席し、飲み歩く

井上英孝・衆議院議員】代表を務めていた政党支部が、政党助成金1200万円を受け取りながら政治資金収支報告書に不記載。

足立康史・衆議院議員】12年の総選挙で運動員3人が公職選挙法違反容疑で逮捕。

上西小百合・衆議院議員】12年の総選挙で、運動員が公職選挙法違反容疑で逮捕。今年3月、体調不良を理由に予算案採決の本会議を欠席しながら、前夜に飲食店など3軒をハシゴ。維新の党を除籍される。


(引用終わり)

赤旗の紙面に掲載された範囲でも、これだけありました。もれなく掲載すると、紙面がこれだけで埋まって、他の記事をのせるスペースがなくなってしまうのでしょう(苦笑)。

赤旗記事では掲載されていない内容でも、以下のような不祥事や問題行動がありましたので、あわせて紹介します。

美延映夫・大阪市議】 自らの政治資金パーティーで、高校吹奏楽部に演奏させる。後援者が顧問に依頼し、顧問は地域行事だと思い込んで引き受けたという。

広田和美・大阪市議】 有権者にゴディバのチョコレートを渡す。2015年5月の大阪市廃止(いわゆる都構想)を問う住民投票の際には、「もし都構想が実現しなければ、(広田氏の選挙区の)福島区は、(隣の)此花区といっしょになる。いいのですか」と此花区を見下していると受け取れる発言。

宮脇希・大阪市議】 住民投票の際、「反対派が、報道の世論調査を装って、反対に誘導するような電話をかけている」と根拠不明の内容を騒ぐ。根拠は伝聞のみで、ツイッターで「もっと詳しく聞かせてほしい」と声を寄せた市民はブロックで応じる。

木下誠・大阪市議】 政務活動費不適切処理(前掲)のほか、住民投票時にはSADLの宣伝に「違反」と難癖をつけて恫喝。

本田リエ・大阪市議】 酒席での井戸正利・田辺信広両市議との破廉恥行為。

今井篤・大阪市議】 政務活動費を大学入学金にあてる。

梅園周・大阪市議】 政務活動費で、事務所備品のダイソンの高級掃除機を購入。

丹野壮治・大阪市議】 政務活動費で電動自転車購入。ブログで他会派を「お前はもう死んでいる」「アリンコ」などと中傷し、議員団の活動停止処分。

佐々木りえ・大阪市議】 大阪市長選で事前運動に抵触する文書を配布した公選法違反疑惑。疑惑が報じられたその日の夜に、ブログで「宣伝中に対立陣営から暴力を受けた」(暴力の事実関係からして曖昧だし、加害者が対立陣営関係者という根拠も全く示されていない)と騒ぐ謎の行動も。しかも「運動員として同行し現場に居合わせた人物」を名乗るツイッターアカウントで「佐々木市議が暴力を受けたのは事実。しかし選挙に専念したい議員本人の意向でこれ以上言えない」と謎の擁護がされて支持者が広げる(それなら、仮に事実でも、佐々木本人が暴力事件をブログで「公表」し不特定多数に広めた行為は、このアカウントでの擁護とは矛盾になる)。

田辺信広・大阪市議】 井戸正利・本田リエ両市議らと酒席で破廉恥行為。本田市議の靴下をかぐなどの写真が流出。2015年10月の本会議では、議会活動の範疇を超えて、同年11月の大阪市長選を見越した政治活動・選挙運動とも取れる逸脱質問をおこない、注意される。

杉村幸太郎・大阪市議】 捏造メールで交通局労組を攻撃する質問をおこなう。メールが事実無根と判明しても謝罪・撤回一切なし。

辻淳子・大阪市議】 維新の会が、「親学」をベースにした条例を同議員を中心に検討しているとリークされる。流出した文書は事実だと認めた上で、「検討資料でしかない」と釈明。

村上栄二・前大阪市議】 西宮市長選挙の支援に行ったと自らブログに書きながら、それを見つけた西宮市の共産党関係者が「村上栄二大阪市議が、(共産党陣営にとっての)対立候補の支援に来ていた」という事実をブログで指摘するとなぜかブチ切れ、「共産党の○○(実名呼び捨て)かかってこい」「老眼つけたほうがええんとちゃうか」「目上だからといっても関係あるか」などチンピラまがいの汚い言葉をブログに書き連ねる。しかも当該人物の事務所に殴り込みをかけたが相手は出てこなかったとまで記載。(現在、この人物は故郷の福山市の市長選挙への転身を目指しているという)

中野隆司・柏原市長】  公務さぼって不倫疑惑(前掲)。教員時代には重大な体罰・セクハラの常習者と指摘される。府議時代には君が代不起立問題について「そろばんはじいて退職金に影響ないんかという程度の信念」「本当に信念ある人間なら自決するぐらいの覚悟があるでしょ」などと暴言。市長になってからも市立病院の診療体制が充実したとして「どんどん心筋梗塞になって下さい」「1回手術をやったら、病院に250万円入る」と暴言。

橋下徹・大阪市長】 暴言デマ嫌がらせのたぐいが多すぎて覚えてられないほどありますが(苦笑)。市会本会議代表質問に対して、「質問者と同じ会派に態度の悪い若造がいる」などと質問内容には全く関係ない暴言での答弁をおこない本会議を中断させる。在特会桜井誠との暴言の応酬。市長と政治団体代表の立場を公私混同。桜宮高校体罰自殺事件では生徒も「共犯」扱いで「十字架を背負っていかなければならない」と発言・・・など多数。

足立康史・衆議院議員】 運動員の公選法違反(前掲)。秘書へのパワハラ。

森忠久寝屋川市議】 寝屋川市議選挙で、立候補資格の居住要件を満たしていないと判断され当選無効(係争中)

小畑治彦、森脇啓司、大坪和哉各東大阪市議】 東大阪市議選挙で、立候補資格の居住要件を満たしていない疑惑。