辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

2017年堺市長選挙 竹山おさみ候補出発式

2017年9月10日に告示された堺市長選挙、竹山おさみ候補の出発式の様子です。

竹山氏の演説は、10分弱となっています。「都構想」に反対する立場を明確にし、維新のデマを批判しながら、教育・百舌鳥古墳群・ものづくりの問題に触れ、現職としての実績と、これからも市民と手を携えて発展させたいと訴えています。

詳細は動画に譲りますが、一部分を要約してみました。

市政への取り組みの姿勢

堺は中世から自由自治都市です。まちの発展を願い市民の幸福を願う、これが市長の最大の責務でございます。 隣の市長や知事に引っぱっていかれて自分の言葉でしゃべれない市長はアカンと思います。市民の思いをしっかりとくみ取って、市民に寄り添うことのできる市長やないとアカンと思います。

都構想隠しへの批判

都構想のまやかしについてはだんだん明らかになっていると思います。何かあったら「カモフラージュや」といって、他の案を利用しています。堺でも都構想隠しがおこなわれています。しかし来年(2018年)の大阪市の住民投票では、堺市は「協議する」と知事が言っています。 まやかしの都構想、堺にとって百害あって一利なしと、しっかりと説明したい。都構想は、堺の築き上げてきた歴史・文化・地域とは全く違うということを、私は皆さんと一緒に確認したいと思います。

借金が増えたはデマ

相手方陣営からデマが出ています。堺市の借金が増えたというのは嘘。国の臨時財政特例債の増加であって、橋下前知事も「これは国の借金だ」といっているが、維新は1000億円分を足したグラフで書いている。これを詐欺グラフという。維新の宣伝はデマ、堺は成長している、停滞していないということを皆さんと一緒に確認したい。

教育での実績

 堺は子どもが一番元気なんです。全国学力テストでは小学校6年の「算数A」で政令指定都市トップになった。堺市が無料の放課後学習や小中一貫教育をしっかりやってきたからです。

百舌鳥・古市古墳群での実績、観光政策への今後の抱負

 百舌鳥古墳群が世界遺産の国内推薦を得られた。2年後のユネスコの登録に向けて頑張りたい。10年間に及ぶ市民の皆さんの地道な清掃活動や啓発活動、そしてユネスコに対してしっかりと説明・反論ができたから実現した。 私たちの街・堺、1600年にわたって、仁徳天皇陵や古墳群と一緒に生活してきました。それは堺市民の誇りであって、市民のプライドとして持っているものです。世界の人たちに百舌鳥古墳群をみてもらう、堺の街を周遊してもらう、泉州の9市4町・南河内の人たちと一緒になって観光ルートを作っていく、起点は堺なんですよ。

ものづくり:堺市こそが成長してきた

5年間で企業の本社が28社堺に来ている。製造物出荷額は全国6位、3兆8000億円。 そして大阪市は本社数がマイナス468社。どっちが成長で、どっちが停滞か。

政令指定都市として

これまでも、これからも、堺はひとつで、堺のことは堺で決める。そして周辺市の皆さんとも連携していく。そんな市政を作っていきたい。関西の中でも、政令市として名誉ある地位を作りたい。