元アナウンサーで、2019年7月の参議院選挙に維新から比例区での立候補を予定している長谷川豊が、おかしな歴史捏造発言をおこなったとのこと。
#長谷川豊、ありえん。「日本には江戸時代にあまり良くない歴史がありました。士農工商の下に穢多非人、人間以下の存在がいると。でも人間以下と設定された人たちも、性欲などがあります。当然乱暴なども働きます。一族野盗郎党となって(続く) pic.twitter.com/PfroMdWuKM #日本維新の会
— C.R.A.C. (@cracjp) 2019年5月19日
(続き)十何人で取り囲んで暴行しようとしたときに、侍は大切な妻と子供を守るために刀を抜くしかなかった。でも刀を抜いたときに、どうせ死ぬんです、相手はプロなんだから、犯罪の(以下略)」 #日本維新の会 https://t.co/KDK6tuvtx5
— C.R.A.C. (@cracjp) 2019年5月19日
間違いが多すぎる。
- 江戸時代以前は、「えた」「非人」も含めたあらゆる身分は、ある業務に従事する職能集団としての側面を有していた。(明治時代以降の部落差別とは性格が異なる)
- 犯罪等は身分等に関係なく発生していた。特定身分だけの特有のものではない。
- 「えた」「非人」とされた集団は「犯罪のプロ」どころか、逆にある種の集団は治安維持に関する実働部隊を担っていた場合もあった。
長谷川のやつ、どこからガセネタを仕入れてきたのだろうか。
しかもツイッターで引用された映像では、「女は三歩下がって歩け!」の文字が、プロジェクターを通して会場のスクリーンに映し出されている。いったい何の講演なんだこれ。
差別主義者の差別的な講演なのか。
長谷川豊は過去にも、「透析患者は殺せ」「女の8割はハエ」など、差別的とも受け取れる暴言を繰り返してきた経過がある。さらに今回の発言。
しかもこのような人物を、維新が国政選挙の候補者として公認しているトンデモ。また長谷川は、統一地方選挙でも度々大阪入りし、維新候補の応援活動をおこなっていた。
維新が人権感覚ゼロの集団だということを示しているのではないか。