辺境の雑記帳2nd

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大阪市会、2023年市議選でも再び定数削減構想

大阪維新の会大阪市会議員団が、次回2023年大阪市議選より定数削減を進めたいという素案を他会派に打診したと報じられている。

朝日新聞2021年12月23日『大阪市議の定数2~8減案 維新が自・公にたたき台示す』によると、以下のように報じられている。

 大阪市議会の最大会派の大阪維新の会は、現在83の議員定数を2~8減らして75~81にする案を「たたき台」として公明、自民両会派に示した。2020年国勢調査の結果を踏まえ、人口の少ない選挙区の方が議員定数が多い「逆転現象」の解消と「一票の格差」の是正を図る。

 維新は他会派との協議を経て定数見直し案を固め、来年2月開会の定例市議会に提出したい考えだ。2023年の市議選で導入を目指す。

「逆転現象」の是正は必要ではある。

しかしそれは、定数の配分の見直しなどでおこなうべきで、定数削減というのはおかしい。多様な民意を反映しなくなり、比較第一党が一方的な行為をやりやすくすることにもつながりかねないものである。

大阪市では2019年市議選に際して、86議席から83議席への定数削減がされたばかりでもある。さらに削減を検討しているなど、言語道断といってよい。