辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

市民の利益や住民のことを中心に考える府政に

「民意の声」さんが、竹山修身堺市長へのインタビュー動画をyoutubeにあげています。

竹山市長は、維新府政での泉北高速鉄道民営化問題に触れています。

文字起こししてみました。

2年前に泉北高速鉄道の民営化が話題になりました。 松井知事は「10円値下げで外資系ファンドに売る」という決断をされて、府の条例案を出そうとしました。しかし、それは、この鉄道を作ってきた泉北周辺の住民の思いとは大きく離れたものでございました。 そして維新の会の4名の方が造反して、この議案は否決されたところでございます。 私達はそういうふうな、経済性だけで物事を測ってはならないと思います。市民の利益や、住民のことを中心に考えるべきだというふうに思います。

本当にその通りです。

泉北沿線の住民は、南海と別運賃になる泉北高速鉄道の運賃の高さなどで困っていました。しかし泉北高速鉄道問題では、第三セクターとして同鉄道に関与していた大阪府は当初、80円値下げ案を提示した南海電鉄への株式売却を見送り、10円値下げにとどまったものの株を高く購入するとした外資系ファンド・ローンスターに株式を売却しようとしました。

泉北住民の願いにはこたえられない、しかも売却益は府北部の開発に使おうとする。これではダメだと批判が起こり、維新府議からの造反も起きました。

ローンスターはその後破綻したそうで、そのまま売却が認められていたとすればどうなっていたのでしょうか。

大阪府はその後改めて南海電鉄への株式売却の案をまとめ、値下げが実現しました。しかし維新の会はこの間の経過を意図的に歪め、泉北高速鉄道の値下げは自分たちの手柄のように主張しています。

事実経過をみればとんでもないことです。住民世論、野党議員、造反議員のおかげでかろうじて最悪の事態が避けられたというだけでした。

竹山市長がいうように、市民の利益や住民のことを中心に考える行政ならば、こんな危ないことはできません。

大阪府政では住民の不安を与えるような維新政治と決別し、「マジメに、大阪」を掲げるくりはら貴子さんを先頭に、新しい大阪府政を作りたいものです。