辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

門真市長選挙、最悪の結果に

 現職市長の急逝に伴って実施された2016年7月24日投開票の大阪府門真市長選挙は、無法集団である大阪維新の会の候補が当選する結果に終わりました。現職府議が補欠選挙に出馬したために実施された府議補選でも、維新候補が当選しました。

 しかも市長候補・新市長は、差別集団であり暴力犯罪の常習者である在特会の関係者との密接な関係を指摘されていたり、迂回寄付問題で前回市長選挙での出馬を断念した経緯もある、それ自体が無法集団である維新の中でも特に札付きの人物です。

 2週間前の参院選での得票動向から正直厳しいとは感じていましたが、改めて衝撃的だといえます。

 改革とか叫んでも、変えることそれ自体が目的になってはいけません。しかしまやかしの「改革」イメージで、実際は利権を自分たちのところに引き込み、住民生活を悪化させる方向への変化を起こすような維新、断じて許されることではありません。

 維新の特殊性は、もっと根本的なところにあります。民主主義社会の破壊者という点です。自分たち維新に従わないもの・維新の意に沿わないものは全て悪かのように一方的で暴力的な攻撃を繰り返す無法集団。自民党や公明党・共産党・民進党などはそれぞれ政策を掲げて論争や意見交換をおこなっていますが、それは「住民生活をもっと良くしたい」という観点からそれぞれ意見を出し合い、よりよいものを作るという作業となっています。維新の場合は、気にいらない相手は異常な攻撃をおこなって黙らせることが目的となっていて、危険な集団です。

 他地域なら一発で政治生命を絶たれてもおかしくないレベルの金や暴力などの不祥事を起こすような連中が、一発アウトの内容を何度も繰り返しても、維新というだけでさほど問題視されず、それどころか何事もなかったように生き残っている、異常な空気です。