辺境の雑記帳2nd

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「協定書」議会開会、大阪市存続求める山場へ

大阪市の廃止・解体、いわゆる「大阪都構想」の協定書を審議する大阪市会・大阪府議会がそれぞれ、2020年8月18日に開会された。

大阪市廃止自体、道理がないものである。また2015年の住民投票ですでに否決で決着済みのものである。区割りなど細部を変えた協定書を出してきても、問題は解決していない。

大阪市として全体的なスケールメリットをもっておこなっていた事業が、府・特別区・一部事務組合にバラバラにされ、また財源も不足し、さらには権限についても宙ぶらりんとなる。身近な住民サービスは低下することは否めない。

また地名についても、単なる行政区合併かのように扱われてごまかされようとしているが、実際には地域の歴史やつながりなどを無視したものともなっている。区の名称以前に「大阪市がなくなる」こと自体が重大な問題となる。

本来は議題にかけること自体が異常な行為ではある。しかし、議論の中で徹底的におかしさを示した上で、迎え撃つしかない状況になっている。

一部傍聴者の狼藉について

一方で大阪市会の本会議では、「反対派」に見せかけた傍聴者が傍聴席から執拗に不規則発言を繰り返し、議長の退去命令も無視するなどして、議会が一時中断する騒ぎが起きた。

こういうことを「反対派」のふりをしておこなうなど、大阪市の存続を支持する側としても許せない。こういうことをする者がいて悪目立ちすれば、大阪市存続の側全体に対しておかしな印象操作を振りまく余地ができる。

それは結局、あちこちで暴力的な行為や強引な行為を繰り返している維新の狼藉を曖昧にさせ、「反対派」=大阪市存続を求める側がおかしな主張をおこない暴力的な行為をおこなっているかのようなレッテルを広められて、維新を利することになり、非常に具合が悪い。

結局は、本人は「対立」している気取りで振る舞っていても、実質的には維新のお仲間ではないか。

不規則発言をおこなっていた者を、傍聴席からツイキャスで中継していた者がいた。このツイキャスのアカウント、たまたま居合わせて見かねてというよりも、どうもこれ不規則発言者のお仲間の様子。不規則発言者への批判に対しても、このアカウントが理不尽な噛みつき方をしている。

確かそのアカウントから、東日本大震災のがれき受け入れ問題の際の一部「市民」の暴力的行為を肯定するような中継や、あいりん総合センター解体問題での一部の過激な側に立つツイキャス中継などがおこなわれていたのをみた覚えがある。

こういうの、正直言ってどうなの。