辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

「ゴミ」というアメリカンジョーク?

こんなニュースを見つけた。

news.yahoo.co.jp

『生徒の英語に「ゴミ」発言 外国籍の教師“アメリカンジョークだった” 徳島』というタイトルで、2023年12月21日に報じられたニュースだとのこと。

記事から引用する。

徳島県の中学校に通う男子生徒は、今月はじめ、英会話の授業で外国籍の教師から英語で「garbage」と言われたといいます。

徳島県内の中学生
「英会話の授業で英語を必死に話しているのに『それは英語じゃない』と。『garbage、ゴミ』と言われた」

(※引用文中内の「今月」=2023年12月)

記事によると、この外国人教員が担当する英会話の授業中、男子生徒が課題として話している英語に対して、教員が「それは英語じゃない」「garbage」、ほかにも「小学生みたいな英語を言う」「声が小さい、女の子みたいだ」「Not boy.」などと英語でいわれ、生徒はショックを受けたと話しているとのこと。

学校が事情を聴くと、教員は「アメリカンジョークだった」などと釈明したとのこと。

Garbageとは

なんだか、違和感を感じる。

garbageの意味であるが、日本語では通常「ごみ」や「ガラクタ」などと訳される。

英語では「ごみ」に相当する単語がいくつかあるが、調べてみると、ニュアンスが微妙に違う様子。

  • trash、garbage――主にアメリカでの用法。trashは乾いたゴミというニュアンスで、garbageは生ゴミや家庭ゴミなどというニュアンスがあるそうだが、近年はそのあたりの使い分けについては曖昧になっている様子。
  • rubbish――主にイギリスでの用法。アメリカでは古風な表現に聞こえるとか。

また、発言者にとって、劣位になるものだと認識したもの、取るに足らないものだと認識したものを指して罵るような用法もある様子。これは日本語でも、似たような用法がある。

こういうのが「アメリカンジョーク」とは、違うのではないか。