辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

2024年能登半島地震の状況(1月5日時点)

2024年1月1日16時10分。正月の夕方に突然襲った揺れ。

「2024年能登半島地震」と名付けられることになるその大地震は、石川県能登地方を震源とし、気象庁速報値でマグニチュード7.6、最大震度7を記録している。

家屋の倒壊等も生じ、また津波被害も発生しているという。1月5日時点でも救出活動が続き、死者や行方不明者も多数生じ、孤立した集落などもあるとされている。

map(出典:イラストAC)

関係者の方にお見舞い申し上げるとともに、一刻も早い救出を願っている。

災害情報

当該地震の災害情報については、全容が判明していないこと、また刻一刻と変わる情報もあることから、ここでは触れず、関係先の公的機関のリンクを紹介することにとどめる。

www.pref.ishikawa.lg.jp

災害に乗じたデマや不適切行動

残念なことに、地震発災直後から、悪質なデマやいたずら、またヘイトなどの事例も相次いで報告されているという。

発災直後には、嘘の救助要請情報をツイッターで流す者がいたとも指摘された。

また2日目以降、特定の属性を対象にしたデマやヘイトスピーチのたぐいも流されたとも指摘されている。災害に乗じた犯罪があると主張しながら、実際は特定の属性をまとめて犯罪者呼ばわりするような、男性差別やトランス差別などの不安と憎悪を煽るなどの事例も報告された。

これらは、非常に悪質で残念なことだというべきものであろう。

また「救援」と称して被災地に乗り込もうと図り、現地で混乱を巻き起こす者がいるとも指摘されている。現時点では交通の寸断の問題などもあり、個人でのボランティアは受け入れられる状態ではない。さらに、不要不急の車によって交通渋滞等を引き起こし、救援の公的車両や救急車両などの運行に支障をきたしているとも聞く。石川県でも、1月5日時点ではそういうことはやめてほしい、個人からの支援物資も受け入れられる状況ではないと訴えている。

1月5日時点では、公的機関による専門的な救援隊におまかせする状況である。