辺境の雑記帳2nd

ニュースや時事問題の考察など

子どもの頃のいじめや叱責、成人後も影響という調査

共同通信2024年1月9日付で配信されていたニュース。

学校でのいじめや叱責影響 成人ひきこもり、傾向確認

 子どもの頃に学校でいじめられたり教師から強く叱責されたりすると、成人になってひきこもりとなるリスクが高まる傾向を確認したと、公益社団法人「子どもの発達科学研究所」(大阪市)のチームが9日までに発表した。

 20~34歳の男女約4千人を対象に、2021年10月にインターネットで調査。教師による叱責や暴力のほか、同級生や先輩からいじめを受けたことがあるかどうかを尋ねた。一つ以上の経験があると答えたのは55.1%で、このうち4.8%が成人期にひきこもり状態になっていた。

 一つもないとしたのは44.9%で、ひきこもりは1.8%にとどまり、つらい経験の数が多いほどひきこもりになる割合が高かった。

うーん。

いじめ被害者がいじめを受けると、その後も人格に影響を与え、負の影響が続く。そのことは何となく経験的には指摘されていたことではある。

そして、それを裏付けるような調査結果が出たということにもなる。

いじめは、それ自体が一人の人間の人生を左右するということになる。いじめの早期発見と被害者の被害回復の手立てを社会的に取ること、また加害者への厳しい措置というのは、重要になってくる。