辺境の雑記帳2nd

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「都構想」で区役所はなくなり、税金も府に吸い上げられます

維新の藤岡寛和大阪市議(西成区選出)が、こんな演説をしていたらしいという情報。

これ、誤解払拭じゃなく、デマの振りまきですやん。ここまで露骨で低次元のデマをいうのかね。

大阪市を廃止して現市域を特別区に分割する、維新がいうところの「大阪都構想」のシステム上、「区役所がなくなる」「財源が府に吸い上げられる」のは必然的。

大阪市がなくなるのだから、大阪市役所の支所たる24区各区の区役所はなくなる。

維新はそのことをごまかすために、現行の区役所を特別区役所の支所として残すなどといっているが、それは「建物や土地は同じものでも、中身はもはや別のもの」。

自治体の権限が大きく変わり、行政としてできる範囲も狭まる。

大阪市を廃止し、特別区に分割すると、現大阪市域の財源は一度府に吸い上げられた上で特別区に再分配される・しかも分配は100%ではなく一定額を府が持っていくことも、特別区制度の基本である。

それらの肝心の点で平気で嘘をつくというのは、不誠実極まりない。