辺境の雑記帳2nd

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行政と政治の公私混同でのねじ曲げ:吉村大阪府知事

吉村洋文大阪府知事が、ツイッター(現・X)上で、2024年3月3日に発信したポスト。

いやまあ・・・あれだ。

立憲民主党への批判と見せかけて、見当違いの内容を持ち出して叩いている。

だめだこりゃ。

「大阪の政労使会議に僕が出席して、経済団体に賃上げの要求をしたよ。立憲の仕事でしょ。」という言い分、ピントがずれまくっている。

「大阪の政労使会議」とは、行政・労働団体・使用者団体(経済団体)の三者が集まって意見交換をおこなって協議する場。

直近では2024年2月に実施された。

そこには、出席団体とその代表者の氏名が記載されている。

大阪政労使の意見交換会(2024年2月)

大阪政労使の意見交換会(2024年2月)

そこでは、出席団体およびその代表者を「労働界」「経済界」「行政」に分けて記載している。

政労使の「政」は「政党」ではなく「行政」の意味であることは、明らかであろう。

行政の代表として、大阪府・またその代表者である知事の名前がある。ほかにも、国の機関の代表者=公正取引委員会(部長)、経済産業省(近畿経済産業局長)、厚生労働省(厚生労働副大臣、大阪労働局長の2名)=の名前も並んでいる。

残念ながら、国政政党である立憲民主党は、呼ばれてはいない。

もちろん、大阪維新の会およびその全国組織である日本維新の会も。

その基本的な内容をねじ曲げて、立憲民主党叩きにいそしむとは、ものすごい価値観だ。